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自分用メモの変遷と使い方の変化

最近、文章を書くリハビリ? をしているが、今回は自分用メモについて書いてみる。エンジニアとして仕事をしていく中で、勉強したことや考えていることをまとめるために自分用メモを使っている。振り返ってみると、何のツールを使っているかとどのように使っているかが時期によって異なる。

とはいえ、メモを書く目的自体は大きくは変わっていない。「外部記憶装置」としてメモを利用している。とにかく忘れっぽいので、後で見返して思い出すためにメモを書くようにしていた。また、何かを知った・学んだ時点では理解した気になっても、理解の過程も含めて忘れることもある。「理解を追体験するための装置」として使えるように、工夫してメモを書いていた。

ここからは過去使っていたメモツールについて、書いてみようと思う。

Evernote

一番最初に使い始めたのは Evernote だった。エンジニアとして仕事を始めて、覚えることが多く自分用メモがないとやっていけないと自覚したのはこの頃だったはず。ここから自分用メモの試行錯誤が始まった。まだ、この頃はメモを「外部記憶装置」としてしか利用していない。利用していた当時のことはもう何も覚えていない...

HackMD

しばらくしてから HackMD に乗り換えた。学生時代は文系だったので、マークダウン記法に触れたのは社会人になって HackMD を使い始めたあたりだったと思う。文章の構造や装飾など最低限の機能は揃っているし、慣れてしまえば楽に文章を書ける (が、実際には慣れるまでは多少時間がかかったような気がする)。ちなみに、このブログもマークダウン記法で書いている。

Notion

2020年 ~ 2021年あたりから Notion を使い始めるようになった。きっかけは覚えていないが、利用している人からの評判が良かったので試しに使ってみるかという感じだったと思う。2020年5月から個人利用が無料になったのもユーザー数が増加した1つの要因だろう。

Notion はテンプレートを利用して、TODOリスト・読書メモなど用途ごとにページをカスタマイズできる点が気に入っていた。

また、データベースという単位でページをまとめて管理できるので、特定のプロジェクトや目的ごとにページをまとめて、その中でもタグ付けやステータス管理を行うといった具合に構造的な情報整理は大分やりやすかった。

UoPeople (University of the People) に入学して Computer Science の学位を取るために授業を受けていた時には、各授業ごとのノートとしてページを作成して、各授業ごとのタグをつけて管理していた。一つのプロジェクト内に、授業ノートや履修登録の仕方などをまとめたメモを置いておけば、プロジェクトが分かれているので他のページと混ざって煩雑になることもなかった。

Scrapbox (Cosense)

2023年に はてなに入社してから Scrapbox (Cosense) を使い始めたツールの一つで、今も利用している。個人的に好きなのは、書き味の良さとリンク記法である。Notionは文章の構造や装飾などの表現力はあるが、なんというかそれを実現するまでの手数が多かった。Cosense は文章を書いていく中で必要になった テーブル構造やコードブロック、リンク付き画像みたいなものを文章を書くフローの中で負担なく書ける。あくまでも文章を書くことに集中できる。「書き味の良さ」と表現したのはこれのことです。

また、リンク記法については、「情報のネットワーク化」という概念を自分用メモの活用に組み込んでくれた。後述する Obsidian を採用しているのもこの点が理由である。この辺りから、個人用メモの意味合いが単なる「外部記憶装置」から、ナレッジベースというか「第二の脳」になってきたと思っている。単一のページに情報を落とし込みがちだったのが、情報同士の関連性を明示した上で単一のページが薄く書くようになった。情報同士の関連性をページ内に記載する必要がなくなったので、1ページあたりの文量も減って読み返しやすくなった。

Obsidian

Cosenseは便利なのだが、ローカルで利用できるメモツールが欲しくなり、加えてリンク機能が使えるツールがないかなと調べていたら Obsidian を見つけて使い始めた。Obsidianでは 内部リンク と呼称されている。

Obsidian を使うにあたって、情報管理の仕方も新しい手法を試しており、今は Zettelkasten をかれこれ1年近く続けている。Zettelkasten を採用するにあたっては、下記のブログを読んでいた。この記事では Zettelkasten に関する説明は省略するが、Literature Notes・Fleeting Notes・Permanent Notes を使った知識の構造化は個人的にしっくりきている。

雑多にメモを取りつつ、後でいい感じに構造化できるという意味では「書き味の良さ」と「ナレッジベースとしての情報管理」を Obsidianでは ちょうど良いバランスで実現できているのかなと感じる。現状のディレクトリ構造は下記の画像のような感じ。Zettelkastenのノート種別に対応するディレクトリを用意しつつ、03-Agentic-Notes というディレクトリを切って、Claude Code にノートの情報を踏まえて別のノートを出力させるサンドボックス的な環境を用意した。目標設定や振り返りといった場面でもAIに壁打ち相手になってもらうなど、AI-friendly なメモの活用方法を考えつつ試している。

Obsidianのフォルダ構造

最後に

色々な変遷があったが、Obsidian + Cosense とプライベート用では少し Notion を使っているというのが現状である。ある程度満足しているので、急にここから大きく変わることはなさそうではある。皆さんはどんなメモツールを利用していますか?